昨日、実家に帰省して、午前中オヤジの墓参り終わり。午後から高校時代の友人の家に集まったが、一度に2名会うのは久しぶりである。今朝、関東に住む友人からメールが来ていた。彼は開業している上、こちらに家もないので地元で会うことはできない。
今日会った友人の奥さんは、高校卒業からこれほど時間が経ち、帰省の度に会う友人がいるのは凄いと言う。「仲がとっても良いんでしょう」と羨ましがられた。
ずっと以前、「聖書」のタイトルで2つの記事をアップしている。もし彼があの事故で亡くなっていなかったら、おそらく彼の医院が集まる場所になっていたはずだ。若くて亡くなるのは悲しいことである。
彼の両親は娘さんを頼って引っ越し、おそらく有料老人ホームかどこかに入っていると思うので、こちらで会うことはできない。医院はもちろん閉院である。
閉院で思い出したが、精神科医の仕事は持続性のある仕事で、ある患者さんなど初診からなんと28年間継続して診ている。今はA型事業所に勤めていて、厚生年金(障害)を合わせて経済的にはなんとか生活できる。A型事業所は厳しい労働環境らしく若い人がついていけないレベルだが、12年間くらい勤務できているのである。
ところで彼の処方だが、ずっと長くジプレキサ(オランザピン)だったが、今はシクレスト5㎎である。これを1日1回夕刻に舌下投与するだけ。これでバランスが取れている。オランザピンとシクレストの治療パフォーマンスだが、この人は大差なかった。
もう少し軽いタイプ、エビリファイなどで合えばその方が若干だけど良いと思うが、軽いタイプだと不眠になるので不適切なのである。
その後、レキサルティが発売されたが、シクレストがフィットしているので、今、シクレストからエビリファイにリスクをとって変更する価値がない。
とりわけ本人が希望すればトライしないでもないが、そういうことはありえないので、これから長くこの処方なんだろう。
参考