Quantcast
Channel: kyupinの日記 気が向けば更新
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2198

ストラテラと18歳以降の初診の人

$
0
0

ストラテラの効能・効果は、現在

小児期における注意欠陥/多動性障害(AD/HD)

となっているが、2年ほど前から、18歳未満にストラテラで治療を始めた人に限り、18歳以降も治療継続が可能となっている。添付文書では、

18歳未満で本剤により薬物治療を開始した患者において、18歳以降も継続して本剤を投与する場合には、治療上の有益性と危険性を考慮して慎重に投与するとともに、定期的に本剤の有効性及び安全性を評価し、有用性が認められない場合には、投与中止を考慮し、漫然と投与しないこと。

と記載されている。これは18歳以降も薬物治療が必要な人が少なからずいることを示している。この適応のルールは、注意欠陥/多動性障害が人生の早期に診断されることが前提になっていると思われる。

ところが、例えば多動が目立たず注意欠陥の方が主にみられるタイプの人は、18歳未満で見逃されるケースもあり、18歳以降の初診でも処方できるように国に働きかけがあったのであろう。

ごく近い将来、日本でストラテラが18歳以降の初診の人で使えるようになるらしい。(現在は承認前である)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2198

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>