向精神薬に限らず、効能・効果として明記されていないのに、適応外処方が一般的に行われている薬物群がある。(例えば、むずむず足症候群に対してのリボトリールなど)
2011年9月、厚生労働省から、ごく一部の薬物だが、適応外処方を認めるといった内容の事務連絡があった。いちいち複写するのが面倒なので、以下を参照してほしい。これは精神科に関係の深いものを選んでおり、パーキンソン症候群など神経内科範疇に入るものは省いている。
以下の中で特に重要と思われるのは、セレネース、リスパダール、ルーラン、セロクエルの4剤は「器質性疾患に伴うせん妄・精神運動興奮状態・易怒性」に対して処方した場合、レセプト審査で認められるようになったことであろう。
4剤の中でも個々の薬で微妙に内容が異なっているのに注意してほしい。リスパダールはパーキンソン病に対する幻覚に対しても認めており、他の3剤と少し違っている。
参考
ドラッグラグと高薬価
第9次審査情報提供事例
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適応外処方が認められた向精神薬
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