これはPhysician's Drug Handbook(12th) のカタプレスの項目。
カタプレスは2ページに渡り記載されているので、1つの画像でアップできない。上は最初の部分である。
催奇形性のカテゴリーは「C」となっている。
剤型の記載。
TTSと書かれており、パッチ製剤もあることがわかる。
この2つの画像は適応。過去ログでは以下のように記載しているが、他にも適応がある(再掲)。
一般に、カタプレスの効果が期待できる疾患は多岐に渡るが、精神科での重要な適応として(海外)
① 注意欠陥多動性障害(ADHD)
② トゥレット障害
③ 外傷後ストレス障害(PTSD)
④ レストレス・レッグス症候群
⑤ 各種、薬物の離脱症状
日本の場合、カタプレスの適応は、各種高血圧症(本態性高血圧症、腎性高血圧症)しか認められておらず、子供に対し投与することを想定していない。アメリカでは、上で見るとわかるように、
Growth delay in children という適応があり、
Children :0.0375 to 0.15 mg/㎡ P.O daily
と記載されている。これは、アメリカの子供の用量なので、日本人にこの量で良いのかは不明である。また日本では子供の用量は体重を基準に決められているが、これはその基準になっていない。
日本では子供に処方が想定されていないが、海外では処方可能な薬として、新規抗てんかん薬のケプラが挙げられる(イーケプラ)。ケプラは、海外では子供にも投与できる。日本では、ラミクタールは小児用も準備されており、子供にも大人にも投与可能である。
ちょっと面白いと思ったのは、トゥレット障害では大人の用量しか記載されていないこと。日本では、子供の障害とみなされているので、かなり奇妙には見える。
カタプレスにおける薬物動態について。
副作用など。
注意事項など。ここでは例えば、授乳についての但し書きがみられる。「乳汁中にカタプレス(クロニジン)は現れる」とある。
投薬の際に、医師が患者さんに指導すべき内容についての記載。
参考
カタプレスのテーマ
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カタプレスのアメリカでの適応について
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