ジプレキサ筋注用10mgは、今週、月曜日12月3日既に発売されているが、過去ログに一部間違いがあり、今回の記事でそれを訂正し補足する。
過去ログでは、筋注用10mgはアンプルと書いているが、正しくはバイアルである。それを注射用の蒸留水2.1ccで溶解し筋注する。
つまり、この製剤は抗生剤のバイアルに似ている。2.1ccの蒸留水で溶解すると、浸透圧が人体に影響が少ないレベルになるらしい。(少なくともセレネースのアンプルよりは人体の浸透圧に近い)
このジプレキサ筋注用10mgは、キットになっていないため、筋注するまでが結構面倒である。この製剤のパンフレットによると、筋注後15分で血中濃度がピークに達する。この量は同じ薬を服薬した場合の3倍程度で、30mg見当。
また、過去ログでは3日連続まで筋注が可能だが、それを超えてできないように記載しているが、添付文書で「3日」の記載がないため、3日にこだわらなくても良い模様。治験時は3日で実施しているため、それを超えた場合の調査資料がないらしい。原則、長く連用しないのは正しく、連続投与の日数によるとレセプトで減点される可能性が高い。
ジプレキサの注射剤は既にジプレキサ内服中の人にも筋注可能だが、レセプトに記載された際に、既に20mg服用しているのが明確であれば減点される危険性がある。配慮はされると思われるが。
また、ジプレキサの注射剤は患者さんが糖尿病であっても、筋注することの利益が上回る場合は筋注できる。これは既にジプレキサ服用中の人が筋注できるのと同様な理由である。例えば、激しい興奮状態で精神科救急に搬送されている場合、糖尿病の有無を確かめられないケースも十分にある。これは、連用しないという用法を考えてもリスクが少ないと思われる。
参考
2012年12月3日、ジプレキサ筋注用10mg発売(予定)
過去ログでは、筋注用10mgはアンプルと書いているが、正しくはバイアルである。それを注射用の蒸留水2.1ccで溶解し筋注する。
つまり、この製剤は抗生剤のバイアルに似ている。2.1ccの蒸留水で溶解すると、浸透圧が人体に影響が少ないレベルになるらしい。(少なくともセレネースのアンプルよりは人体の浸透圧に近い)
このジプレキサ筋注用10mgは、キットになっていないため、筋注するまでが結構面倒である。この製剤のパンフレットによると、筋注後15分で血中濃度がピークに達する。この量は同じ薬を服薬した場合の3倍程度で、30mg見当。
また、過去ログでは3日連続まで筋注が可能だが、それを超えてできないように記載しているが、添付文書で「3日」の記載がないため、3日にこだわらなくても良い模様。治験時は3日で実施しているため、それを超えた場合の調査資料がないらしい。原則、長く連用しないのは正しく、連続投与の日数によるとレセプトで減点される可能性が高い。
ジプレキサの注射剤は既にジプレキサ内服中の人にも筋注可能だが、レセプトに記載された際に、既に20mg服用しているのが明確であれば減点される危険性がある。配慮はされると思われるが。
また、ジプレキサの注射剤は患者さんが糖尿病であっても、筋注することの利益が上回る場合は筋注できる。これは既にジプレキサ服用中の人が筋注できるのと同様な理由である。例えば、激しい興奮状態で精神科救急に搬送されている場合、糖尿病の有無を確かめられないケースも十分にある。これは、連用しないという用法を考えてもリスクが少ないと思われる。
参考
2012年12月3日、ジプレキサ筋注用10mg発売(予定)