過去ログでは、オレキシン受容体拮抗薬、スボレキサントは夏頃に発売されるように記載しているが、実際にはもう少し遅れるようである。
過去ログより再掲。
今年の8月末頃、スボレキサントという全く新しい機序の眠剤が発売されるらしい。これはメルクにより創薬され、日本ではMSDにより販売される。
これは、覚醒状態の維持に深い関係を持つオレキシンを標的とするオレキシン受容体拮抗薬と呼ばれる。なお、オレキシンはナルコレプシーに関係が深いので、興味がある人は調べてみると良い。ナルコレプシーはオレキシンが欠乏しているのである。
スボレキサントは、入眠や睡眠維持が困難な患者の睡眠を改善する。安全性や忍容性も優れており、投与を中止しても反跳性不眠や退薬症候群はほとんど出現しないらしい。
オレキシン受容体拮抗薬は、おそらく9月末承認され、11月末か12月頃に発売されるようである。
参考
スボレキサント
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スボレキサントの発売が予想より遅れるらしい
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