今回は、線維筋痛症について紹介した冊子をアップした。リリカを製造販売しているファイザーと、販売提携しているエーザイによるもの。
表紙にハリネズミが描かれている。
最初のページは線維筋痛症について、簡単に説明してある。薬物治療可能な疾患と言うことでしょう。
リリカは初めて日本で正式な適応が認められた薬である。添付文書には、
効能又は効果
神経障害性疼痛、線維筋痛症に伴う疼痛
効能又は効果に関連する使用上の注意
線維筋痛症の診断は、米国リウマチ学会の分類(診断)基準等の国際的な基準に基づき慎重に実施し、確定診断された場合にのみ投与すること。
と記載されている。
これは、日本には200万人の線維筋痛症の患者さんがいると記載されている。年代別の分布も示されている。
よくみられる臨床症状。
代表的な臨床的所見。
原因について、一般向けに説明されている。
症状の進行した内容と言うより、このようにしたらより生活しやすくなるといった説明。
線維筋痛症の診断方法について。
治療について、総論的なもの。
治療は主に5つあると示されている。
具体的に薬物名(リリカ)を出していないのがニクい。
抗うつ剤は有効だが、正式な適応がないと記載されている。実際、トリプタノールが最も有効なことがある。
裏表紙。再び、ハリネズミが顔を出している。
このサイトを見てくれ!と言う、テレビ風の誘導で紹介終わり。
線維筋痛症の臨床所見や治療については過去ログに詳しいので参考にしてほしい。
参考
線維筋痛症と現在の精神科診断について
線維筋痛症と旧来の抗うつ剤
線維筋痛症の女性患者①
線維筋痛症とパニック②
線維筋痛症の薬物の推奨度と忍容性③
線維筋痛症と身体症状④
線維筋痛症の診断基準について⑤
脱皮
患者さんからのショートメールと線維筋痛症
リリカ、本邦で初めて線維筋痛症の適応を取得
線維筋痛症とSNRI及びSSRI
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線維筋痛症の患者さん向け冊子
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