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Channel: kyupinの日記 気が向けば更新
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レセプトチェックと小型simフリースマホ

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今回は、先日の「SIMフリーのスマホとタブレット 」の続き。

この時期、レセプトチェックで忙しいが、いつも小型スマホを持っていると、非常に便利なことに気づいた。それは、ある薬剤で、正確な効能・効果がすぐにインターネット検索できるからである。

しかも通信代はほかの用途で900円と消費税を支払っているので、運用費用としては無料!

なお、そのSIMフリースマホは16000円ほどだった。初期費用としてはさほど高額ではない。そのスマホは実質、小型タブレットとして使っているわけである。

レセプト病名は、妙に厳格でやっかいなものだ。たとえば「双極性障害」の診断名を付けていても、サインバルタ、レクサプロ、リフレックスなどの抗うつ剤を処方していると、査定される。

つまり、レセプト的には、

双極性障害
うつ病(ないしうつ状態)


を並列しなければならない。その理由は、添付文書上、上記の抗うつ剤の効能効果には「双極性障害」または躁うつ病」の診断名はないから。(ただし、これはローカルな面もあると思う)

精神科医からすると、統合失調症ならともかく、双極性障害には経過上、うつ状態の時期は生じるわけで、いろいろな議論があるにせよ、双極性障害にはうつ状態の処方も容認されるべきといったところである。

泌尿器系の薬、たとえば、ベタニスなどは正確に診断名を付けていないと薬価が高いこともあり、容易に査定される。

そのような際に、小型タブレットがあると非常に便利である。あっという間に最新の情報が検索できる。(薬は次第に病名追加されるため、書籍は最新とは言い難い)

自分の友人はタブレットはカルテの記載の際に、字引として使うと便利というが、僕は患者さんの前にして、字を検索するためには使えない。

ただし、患者さんにその薬の効能効果に誤解がある場合、タブレットで検索して見せるのは有用ではないかと思っている。まだその機会がないが。

しかしその用途だと、4インチだと小さすぎてわかりにくいかもしれない。年齢にもよると思うが。

simフリー端末は、使ってみると、意外に便利といったところだと思う。

参考
SIMフリーのスマホとタブレット

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