最近知ったこと。
手話はローカルなものであり言語のように方言があるらしい。従って、海外の手話、特に英語圏の手話は、日本人の手話通訳の人にはわからないという話である。
いつだったか、海外で国際映像での手話がデタラメだったという事件があった。あれはきっと、英語圏の人が全然わからなかったので、デタラメだとわかったのだと思う。
手話のうち、盲ろう者(視聴覚二重障害者)との意思疎通のため、触手話と呼ばれる手話がある。
エスペラント語のように国際的に通じる手話も考えられているが、普及しないという話。
日本人の手話通訳の人には、なぜか韓国の手話は比較的わかるらしい。
ヨーロッパでは、同じ言語でなくてもなんとなく意味がわかることがあると聴くが、アジアは全然そんなことはないよね。たとえば日本語、中国語、韓国語は全然似ていない。
東南アジアはそうでもないのかもしれないが。
いつだったか海外旅行の際に、中国人がスマホでメールをするのに、高速でスマホ画面を打っているのを目撃。小さな画面には漢字のみ、かなりの量が並んでおり、なんだかカルチャーショックを受けた。カルチャーショックを受ける方も変だけど。
日本人は中国から渡ってきた漢字をそのまま受け入れず、「かな」を発見し日本独自の言語を発展させたのは凄いと思う。
日常生活から文学に至るまで、「かな」のために繊細な表現が可能になっている。きっと日本文化を日本文化らしくしているものの1つは、「かな」なんだろうと思う。
たぶん、患者さんが自分の精神症状を表現するのに、日本語じゃないとうまく言えない感覚もあるような気がする。
今日は、ある日、聾唖の患者さんの症状を手話通訳の人に説明してもらっている際、感じたことをアップしている。
参考
横文字文化とアスペルガー症候群
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手話の方言
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