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バージョンアップしたドコモの白ロムでテザリングする方法New!

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少し前まで、自分のアンドロイド端末のバージョンはキットカットだった(4.4)。ウィンドウズもそうだが、osがバージョンアップしても喜んで飛びつかない。これは、以前から何度も痛い目になっているからである。バージョンアップしてかえって不具合が出るとかよくあるし、アンドロイドは簡単に元に戻せないことが多い。メーカーで古いバージョンに戻してもらうのは有償という話だ。

英国の諜報機関の中枢のパソコンは未だにウィンドウズXpでセキュリティはマイクロソフトに莫大な費用を払って依頼しているという。OSが変わるとあらゆるソフトに影響が出る。汎用されていない特別なソフトは、新しいOSに合わせるために大変な労力と費用を必要とし、そのままにしてセキュリティを依頼する方がたぶん見合うんだと思った。

過去ログにもあるように、アンドロイドのバージョンはお菓子の名前がついており、近年の名前だけ列挙すると以下のようである。

Android 2.2:Froyo(フロヨー=フローズンヨーグルト)
Android 2.3:Gingerbread(ジンジャーブレッド)
Android 3.x:Honeycomb(ハニカム アメリカのシリアル)
Android 4.0:Ice Cream Sandwich(アイスクリームサンドウィッチ)
Android 4.1/4.2/4.3:Jelly Bean(ジェリービーン)
Android 4.4:KitKat(キットカット)
Android 5.0:Lolipop(ロリポップ)
Android 6.0 Marshmallow

一番上のフロヨーは今、実際に使われている端末のうち、0.1%以下という話である。最も使われているのが、たぶんロリポップで(36%)、キットカット(34%)を少し超える程度である。最新のMarshmallow(6.0)はまだ端末も少なく、2~3%くらい。これはある程度CPUの速さも必要なので、旧来のものではバージョンアップができない端末もある。

自分のタブレットとスマホ(携帯電話としては使わない)はいずれもキットカットのまま粘っていた。ソニーのタブレットは、ロリポップにすると、通信と音に不具合があると言われており、しかも修正されないままだった。(たぶん今もそうだと思う)。

アイパッドやアイホンしか使わない人にはわからないと思うが、ソニーや中華パッドもそうだが、画面のタッチの際に微妙にズレがあり、コツを掴まないと入力をミスしやすい。例えば、アンドロイドの定番ブラウザのクロームは、「新しいタブ」を選択すると微妙にずれるため、頻繁に「新しいシークレットタブ」なる黒い画面が出てくる。おまけに真ん中に「笑ゥせぇるすまん」の喪黒福造が出てくるオマケつきである。誰が使うんだろうか?と思われるシークレットタブが「新しいタブ」のすぐ下にあるのは、アンドロイドの微妙なタッチの雑さを理解していない。

このような修正も新しいバージョンだとマシになっているのでは?と思うわけ。以前、ジェリービーンからキットカットにして改善ぶりに感動したこともある。

一般に言われている(ソニーの)ロリポップの主な修正点。
○水滴での誤動作が激減。
○ちょっとだけ早い。
○キットカットでは不可能なSDへの書き込みが、アプリごとに許可を取れば可能。
○内部ストレージのアクセスも劇的に早くなった。


重要な「電池持ち」だが、自分の使い方だと、あまり変化がない印象。日本のメーカーは省電力性能が中華パッドより良いという感覚がある。そもそも、中華パッドでは音も液晶も素晴らしい高価な最新モデルでさえ、WOWOWオンデマンドが観られなかったりする。嘘のような話だが、本当のことだ。アプリを入れて観ようとすると「お使いの機種は現在本サービスに対応しておりません」と表示される。(←論外。タブレットでラグビー6ヵ国対抗が観られないのは痛い。)

一般に言われている(ソニーの)ロリポップの主な不具合。
○10/6のアップデートver23.4.A.1.200でacが遅くなる報告多数。 (ac対応機でないなら問題なし)

最初、Wi-Fiモデルのタブレットをロリポップにしてみたら、その改善ぶりに驚いた。まずインターフェース的に自分には使いやすくなったし、これといった不具合もなかった(ただしタッチの微妙なズレはそのまま)。だいたい、古いOSのまま粘るのは、セキュリティの面でリスクを取らねばならないのが問題である。

そこで、思い切ってソニーの白ロムスマホをロリポップにバージョンアップすることにした。これは大変な決断だった。その理由は白ロムは純正ではできないテザリングができるように修正していたからである。バージョンアップする前は、キットカットで簡単にできたので安易に考えていた。これは実は大変な間違いだったのである。

白ロムスマホをロリポップにするためには、ドコモ回線を使わないため、自宅などのWi-Fi環境で行う。結構時間がかかるが、バージョンアップは無事終了。テザリングできなくなったのも想定していた通りである。

そこで、ネットで調べテザリングできるようにadbのバッチファイルを当てようと試みたが、どうしてもできない。最初、「ビルド番号」を7回連打というのがロリポップではなくなっていて、最初の場面で壁にぶちあたる。

しばらく途方にくれており後悔の連続。その理由は、必須とは言い難いバージョンアップでこのような迷宮に入ってしまったからである。

その後、開発者向けオプションでコマンドプロンプトでやろうとしたが、どうしてもadbを認識してくれない。呆れ果て、スマホを初期化することにした。この時点で初期化すればキットカットに戻ると思っていたが、これは大変な間違いだった。いったんロリポップにした端末はロリポップにしか初期化できないようなのである。(この際、スマホ内の画像を残したまま初期化できる手法があるのを発見。初期化しても全ての写真、動画が残っている)

敵もさるもので、なかなか考えているといえた。その理由はアンドロイドはどこのメーカーも一様ではなく、ソニーならソニーのロリポップ、レノボはレノボ、ASUSはASUSという風に、固有のバージョンになっている。ソニーのロリポップは簡単にテザリングできないように、プログラムが修正されていたのである。

これが嫌がらせでなくて、なんであろう!

元々、ソニーの海外製のグローバルバージョンは技適も通っており、輸入業者から購入すると買えないことはないが、一切、故障に対応しないとい話である(これも良く考えるとわからない話)。

海外製はもちろん、安価なsimを入れればテザリングもできるが海外仕様なので、ワンセグはもちろん観られない。また、お財布携帯なども使えないが、これは大きな問題ではない。ソニーからすれば、ドコモ、au、ソフトバンクは大量に販売できる大きな顧客なので、彼らの要請を受け入れざるを得ないと想像する。

日本は規制緩和を推し進めたいが、どうしても既得権のようなものの障壁は大きい。

そこで、もう少しネットで調べていたら、今回変更された仕様に対応したコマンドを発見。(参照:root不要でsettings.dbを編集する方法

コマンドは従来2行で良かったのが、今回は3行必要だったのである。(現在の時点で通用するかどうかは不明)

これで無事、高速テザリングができるようになった。ソニーのスマホはテザリングの際に、例えばASUSの端末ように大きく消費電力することがなく実に使い勝手が良い。自分の全てのアンドロイド端末はこの白ロム以外はWi-Fi仕様なので、スマホでテザリングできるかどうかは生命線である。

今回のことで懲りたので、今後この白ロムスマホはロリポップからバージョンアップしない。もし今の白ロムが壊れたら、海外仕様のソニーのスマホを買うことに決めている。

スマホはうっかり落として壊れることもあるわけで、海外仕様だと故障にメーカーが対応しないから白ロムを買うなんて、よく考えるとわからない話である。買いなおせば無問題だからである。「

ここで「買いなおせば無問題なんて安易な・・」と思うかもしれないが、パナソニックのサイトで、12インチ、CF-SZ5、SSD512GBのレッツノートを買おうとすると、何もカスイタマイズしなくても税込337,962円かかる。個人的に、タブレットと携帯型ノートパソコンの有用性は五分五分で、タブレットはきちんとした文書が書けないことのみが欠点である。このようなことを考えるに、おそらく売れる数が圧倒的に違うからだと思うが、タブレットやスマホは機能の高さに比べかなり割安に感じる。この価格帯なら買い直しも決断しやすい。

今回、Xperia X Performanceの発表があったが、このモデルの海外バージョンは買いらしい。その大きな理由は、カメラや省電力性能が上がっていることがあるが、最も重要な点は、

海外グローバルモデル(SIMフリー)では、XperiaZ5までは対応していなかった800MHz帯・FOMAプラスエリアにも(Band6/19)にも対応していること。これで山間部や郊外での使用も可能である。

国内モデルとグローバルモデルでは電波の掴みに差があるのである。その点で格安simを使うにしても、グローバルモデルではなく日本国内で販売されたスマホの白ロムを使うメリットは大きい。そのような理由で、日本国内のどこに住んでいてもグローバルモデルで十分とは言えなかった。日本は温泉に行ったりと山間部に行くことも良くある話で、少しソニーを見直した。それは日本人がグローバルモデルを買うことを意識しているように見えるからである。これは、ソニーへの3大キャリアの要請とユーザーのニーズのギャップを埋めた形になっている。ちょっとだけね。

なお、今回、ロリポップの白ロムをテザリングできるようにするまで、午後7時から始めて食事休憩を挟みつつ、やっとできたのが午前2時だった。なんと7時間もかかったのである。

全く自分のバカさ加減に呆れ、ブログを書くどころではない1日だった。

参考
ドコモの白ロムでテザリングする方法について



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