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Channel: kyupinの日記 気が向けば更新
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2017年年末

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今年もいよいよ今日を含めあと4日となった。年末年始の民間病院の外来は1229日までで1230日から13日まで休みのところが多いと思う。公的な病院は28日が仕事納めなので民間病院より1日だけ休みが長い。

 

民間病院の年末の外来の予定は本来規定などないので自由に決められる。昔勤めていた病院ではその年の院長の気分で29日か30日で決まっていなかった。これは実に迷惑な話だった。

 

今、いくつか精神科病院やクリニックのホームページを検索したら、すぐわかる場所に年末年始の予定が書かれていないことが多いのに驚いた。つまり患者さんがその時に知りたいことがあまり書かれていないのである。自分の病院のホームページもたぶん明示されていないのだろう(実はほとんど見たことないので知らない。あの内容は業者が勝手に書いている)。

 

今年は年末年始がカレンダーの週末にちょうど当たってしまったので、例年より休みが多くない。最低限の年末年始になった。この時期、未だに紙カルテなので新年の処方箋やカルテ造りに追われている。また、もうレセプトのチェックも始まっている。今週末、もう2日しかないが回診などもありギリギリまでとても忙しい。

 

この紙カルテだが、先日生命保険会社に委託された調査員が来院し、ある患者さんの通院履歴などを聴かれた。これは生命保険会社に加入している人の承諾書なしでは行われないので、知らないうちに調べられることはない。これは規定通り保険金を支給すべきかどうか調べているのである。

 

患者さんが大昔に加入した生命保険の場合、問題にならないことが多い。たとえ生来性に広汎性発達障害だったとしてもである。広汎性発達障害は生来性の疾患だが、精神症状が顕在化したのが成人だった場合、なおかつ生命保険をそれ以前に入っているような人は、生命保険会社に告知できる情報を持たない。だから問題にならないのである。

 

このように調査員と話をする際、平成何年から通院を中断したとか薬が変わったなどの変化が紙カルテだとわかりやすい。しかし電子カルテだと簡単ではない。ペラペラとめくれないからである。過去ログに少し記載しているが、鑑定の際にカルテを調べる際にも同じ感想を持つ。つまり電子カルテだと時系列で変化がつかみにくいのである。

 

昨日ショックだったこと。印刷済の年賀状にいろいろ書き加えていたら、なんと患者さん用の年賀状の住所が通常のものと同じだった。これは患者さん用の年賀状は印刷し直しである。なぜそのようなことになったのか不明だが、ひな形を使う際にどこかで紛れてそうなったとしか言いようがない。何を言っているのか過去ログを見ていない人はわからないと思うが、つまり一般の年賀状は自宅住所、電話番号が記載されているが、患者さん用は病院の住所だけ記載されているのである。

 

年末、忙しい時にうんざりな事件だった。

 


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