2020年から2022年にかけて新型コロナの流行で海外旅行どころではなかった。オーストラリアはよく遊びに行く国だったが、一大決心で数年ぶりに旅行に出掛けた。上の動画はワラビーの食事風景である。
コロナ前はJTBやHISを利用せず、自分でETASなどを準備して、ホテルも一休ホテルのサイトで予約していたが、今回は一休の旅行サイトは利用できなかった。以下は、現在の一休ホテルの海外ホテル予約画面だが、僕たちが出かけた当時は漠然とメンテナンス中と記載されており、いつになるとメンテナンスが終わるのか一切記載がなかった。下の画面では、2024年1月からリニューアルオープンすると書かれている。当時、一休に問い合わせ、急には復旧する見込みはないことを知った。
実は、HISだと予約ができたが、ブッキングドットコムなどに比べ細かい設定ができないのである。例えばツインが確約で予約できないなどである。そして仕方がないので、ブッキングドットコムを利用することにした。
ブッキングドットコムはオランダの旅行会社で、口コミなどを見るとそこまでリスクはないように見えるが、実は詐欺のような事例もあるらしい。ここに登録しているホテルが架空のホテルで、現場に着いたらホテルがない、あるいは予約されていない、ダブルブッキングなどの事故である。
結果だが、全然問題はなかった。泊まるホテルにも関係していると思う。旧ソ連の国などは不安である。僕たちの予約では部屋はツインで毎日朝食がついており、最上階のラウンジにもアクセスできるサービスもあり、宿泊料も東京より遥かに安価だった。
それでも一休が復活すれば是非一休を利用したい。
今回、現地に着いて思ったことは、中国人が圧倒的に少なこと。上のカランビンにも中国人の団体客などいなかった。ホテルも同様である。おそらく新型コロナの調査をオーストラリアが中国に依頼してこじれたことも関係している。今の日本の福島原発の中国とのトラブルも同じようなものである。今も、日本でも中国人の団体客はあまり見ない。
入国審査もシンプルになっており、パスポートを自動でスキャンして入国審査のおっちゃんと話す場面などなかった。オーストラリア在住の奥さんが日本人、ご主人がオーストラリア人の夫婦が帰国の入国の際にコシヒカリ1袋没収されていた。コシヒカリのような植物は持ち込めないのである。その程度のことは現地に住んでいればわかりそうなものだと思った。
最もオーストラリア旅行で難しいのはETASの取得であった。コロナ前は、業者に頼めば500円くらいで取得できた。おまけにパスポートのチップに記入されるので、ノンペーパーである。
今回は、業者を通じては難しくなっており、専用のアプリがあり、いわゆる仮想通貨取引所の個人確認のような手順であった。もちろん英語表記である。自分の住所や携帯電話の英語記載ができない人には難しいが、多分、旅慣れた人では問題ないと思う。
この画面の8を見ると、12ヶ月以上の刑の判決を受けた人は、たとえ執行猶予が付いたとしてもオーストラリアには入国できないとある。基本、オーストラリアは他国に厳しく、自国民には甘い国民性だと思う。
最も困ったのは、日本円からオーストラリアドルへの両替である。特にホテル内では、マネーロンダリングされかねないので両替ができない。街にある両替商はメチャ換金率が悪いのである。
仕方がないので、ビットコインをATMで両替しようとしたら、なんと、ビットコインからオーストラリアドルには交換できないらしいのである。しかし逆はできるようであった。
ビットコイン、ドッジコイン、イーサリアムは、豪ドルで買うことができるが、その逆はできない。現地で色々調べると、シドニー、メルボルン、ブリスベンなどの大都市では暗号通貨から現地の豪ドルに両替できるようであった。ゴールドコーストのような田舎はダメである。地図だとブリスベンはゴールドコーストから近いように見えるが、約80kmほど離れている。
これは、ブリスベンからゴールドコーストにかけてのビットコインATMの数である。これを見るとゴールドコースト市内に12個もあるが、全てビットコインから豪ドルには両替できなかった。個々のATMにはいかなる通貨が扱えるかアプリで調べることができた。ブリスベンは都市の規模も大きくかなりの数のビットコインATMが設置されている。
これはシェブロンルネッサンスショッピングセンター内のビットコインATM詳細。
暗号通貨はいずれも買うことしかできない。
両替手数料の案内。
この旅行でホテルで両替できない事態は、最大の失策であった。次回から、ATMで現地通貨を借りる方針が良いと思った。メルボルンやパースなどの大都市に行くなら、ビットコインやイーサリアムの暗号通貨で十分である。
オーストラリアはダイナーズはあまり使えないくせに、お金を借りることはできる。僕は紛失した時のことを恐れて、全てのカードにキャッシング機能を付けていなかった。これも大誤算である。ハワイでのドルとは異なり、豪ドルは交換率が悪いので、借りるのが為替によるマイナスが最も小さくなるのである。今は何枚かのカードにキャッシング機能を付けている。
カンガルーとワラビーの相違は、鯨とイルカに似ているのではと思っている。
1番上の動画は、ワラビーがアライグマのように両手で餌を掴んで食べている。多分、カンガルーではそれができない。(と思う)
ゴールドコーストの夜景。この建物はパシフィックフェアである。
夕焼け。
ラウンジで飲んだ現地のビール。味は悪くないが、緑の瓶が自分には合っていた。ある外国人の話では、アサヒスーパードライは世界一美味いビールらしい。全くだと思う。