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精神科医と携帯電話

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精神科医に限らないと思うが、医師にとって携帯電話は憂鬱な存在。

かつては携帯電話ではなく、ポケットベルの時代があった。バブルの頃だ。(過去ログ参照)

そのうち、携帯電話が一般化し、いつも肌身離さず持つものになった。特に僕は院長なので、連絡が取れな勝った時、非常に困ることもある。

お休みの日は、いつも自分の近くに携帯を置いている。寝る時はベッドの横の小さなテーブルの上。困るのはトイレとお風呂の時。気がついた時はトイレに持って入るが、もちろん持っていかないこともある。

入浴中に携帯が鳴ると、嫁さんが風呂まで携帯を持ってくる。水に濡れると故障するかもしれないので、乾いたタオルを巻きつつ話す。

たまたま自分だけ家にいて、トイレで携帯電話が鳴った場合、持って行かなかった時は携帯の電話番号表示を見てすぐにかけることも可能だ。しかし、いざかけてみると、病院の誰がかけたのか全然わからないことがある。おそらく今ならこの病棟だろうと思われる所に回して貰うが、なかなか誰なのか判明しないこともある。

自宅の固定電話の場合、表示が出ないため(その設定にしている)、誰がかけたのかさっぱりわからないが、これはこれで良いんだけど、少し気になる。(病院職員にはまず携帯にかけ、それで出ない場合は自宅にかけるように伝えているため)。

パソコンや携帯電話など便利な時代になったが、それに縛られて不自由な人生になったものだ。

そういえば、ブレードランナーというSF映画があるが、あれは未来映画の中では傑出した作品だと思う。

ブレードランナーは、文明が進歩しても人類が必ずしも幸せになっていないことを描いている。今の時代、全世界の人たちの生活が良くなっているようには見えない。

あの映画は1982年の作品だが、今の時代を暗示していたのかもしれない。

参考
医師と携帯電話
ポケットベル
診察中に携帯が鳴る
携帯料金と双極性障害
躁状態と携帯電話代
携帯電話
妄想と携帯履歴




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