今回の写真はグラクソ・スミスクラインによる、ラミクタールを服用する患者さん向けのパンフレットである。
ラミクタールを使っている病院であれば在庫があると思うので、希望すれば貰えると思う。もしない場合でも、グラクソ・スミスクラインのMRさんに言えば病院に届けてくれるはずだ。やや見辛いが、1ページ目は漸増する手法について書かれている。
2~3ページ目見開きメージは、双極性障害の病状についての説明。双極1型と2型の相違の記載もある。患者さん向けなので、難しいことは書かれておらず、平易な文章である。
双極性障害の治療について。
1年後の再発率は、うつ病では23.6%だが、双極性障害では60%くらいになると書かれている。
このパンフレットでは、日記のようなスケジュール帳が付録に付いている。
最後のページには重篤な中毒疹についての記載。これは過去ログにも記載している。(再掲)
今回は、ラミクタールを開始後、怪しげな湿疹が出現した際に(この時点で中止すべきだが)、深刻な中毒疹に発展しかねない所見を挙げる。これはグラクソの注意喚起のパンフレットにも記載されている。
①38度以上の高熱が出る。
②全身がだるい。
③目が充血する。
④唇がただれる。
⑤喉が痛い。
湿疹が出た上に上記のような随伴症状がある時は、すぐに主治医や薬剤師に相談すべきである。
参考
ラミクタールの中毒疹の随伴症状
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ラミクタールを服用する患者さん向けパンフレット
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