ある時、週末が嫌いで、週末になるとうんざりすると言う話を聴いた。その患者さんは主婦であり子供もいる。
彼女によると、平日はデイケアに来るので、かなり息抜きになると言う。しかし、週末になると、姑さんとうまくいっていないこともあり、気持ち的に地獄に落とされた感じになるらしい。
そのため、デイケアを実施しない日も来院し、診察を受け、その後は外来のゆっくりできる空間でコーヒーなどを飲んでいる。
また、子供が苦手らしい。自分の子供なのだが、全く愛着が湧かない。この子供と週末に長い時間、一緒にいることにも耐えられないという。
前半は共感できる人もいると思うが、後半は、「あれっ」と思う人もいるのではないかと思う。
近年は子供に愛着がわかないことで悩む母親が以前より多くなっているのである。
なぜ、姑さんと折り合いが悪いかといえば、日常生活でとっさの機転が利かず、例を挙げると、重要なことをいつまでも片付けず、どうでも良いことを時間をかけてやっているからである。
本人にとっては家事をしているつもりなのであろうが、重要な順序でやっていないので、これは姑は怒る。まして血縁もないのに。
この姑を夫が疾患性を説明し理解させるのは相当に難しいのではないかと思う。つまりだが、社会でも不適応を起こしているが、家庭内でも十分に不適応と言えた。
不適応には、社会も家庭もないのである。
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「週末は嫌いです」という話
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