自宅の断捨離をしていたら、面白いものをいくつか見つけた。その1つが、20年間漬け込んだエゾウコギ酒である。
よく、マッカラン30年とか、山崎25年とか言うでしょ。同じように言うなら、
エゾウコギ酒20年!
うーん、マッカラン30年に比べ、名前がダサすぎ。
エゾウコギ酒は漬け込んだ人ならわかるが、比較的早い時期に琥珀色に染まってくる。しかし、1か月ほどだとまだ薄い。
また、お味の方も、まろやかさ等全くなくて粗削りという言葉がぴったり。とにかく辛いし飲み辛い。この差は沖縄のあわもりなどに似ているが、あわもりは少ない年数でもエゾウコギほど辛くない。
あわもりは、まろやかさの中に粗さが残ると言った感じでしょうか?
普通、漬け込んでから1か月も経てば効果的には十分だと思う。1か月ものと半年ものを比べると、半年ものの方が若干、効果が良い印象はある。
今回、20年もののエゾウコギを試飲してみると、あのエゾウコギの辛いお味は残っているものの、口当たりはかなりまろやかになっていた。
なんと、エゾウコギ酒も熟成するのである。
普通のエゾウコギは一刻も早く飲み終えたいと感じ、即行で飲もうと思うが、20年もののエゾウコギ酒は、氷を持ってきたい気持ちになった。
ところがである。
なんと、うちの冷蔵庫には氷がなかったのである。
嫁さんに問うと、うちには必要がないという答えだった。確かに、うちは氷が必要になる場面がない。うちでは、ウイスキーや焼酎など滅多に飲まないからである。かと言って、外でも飲まない。
たまにビールやワイン、日本酒を買ってきて飲むことがあるが、これらには氷は必要ない。
実は、焼酎かあわもりが好みなんだが、これもちょっとだけ冷やした水(市販品)を入れて、そのまま飲むことが多かったため、自宅で氷を作っていないことにも気づかなかった。
今回、エゾウコギ20年を飲んだが、オンザロックにはできなかった。
そのまま飲んだ感想は、新しいものではありえないまろやかさがあった、といったところだ。
参考
エゾウコギ
エゾウコギの煎じ茶
エゾウコギ Q&A (前半)
エゾウコギ Q&A (後半)
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エゾウコギ酒20年を飲んでみた
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