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Channel: kyupinの日記 気が向けば更新
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神経症の軽快の指標

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不安神経症などの改善は、本人の自覚症状の改善が最も重要であるが、同時にベンゾジアゼピン系抗不安薬の減少も指標になる。

例えば、このような処方で転院してきた人。

デパス 3㎎
ソラナックス 2.4㎎
(SSRIなし)


なぜ抗不安に有効なSSRIや3環系抗うつ剤が投与されていないかというと、忍容性の低さから飲めないためである。

ずっと治療して改善してくると、このような処方になる。

例1
リボトリール 0.5㎎

例2
メイラックス 1㎎(隔日)


これで、最初の処方よりかなり良いというのだから、改善しているというほかはない。

一部にレクサプロ発売前にデパス&ソラナックス処方になった人は、レクサプロを勧めてみるのも一考である。もちろん、服薬したことがない3環系、例えばアンプリットなども可能性があると思う。

しかし個人的に、ベンゾジアゼピンで済んでいる人に、より良くなる確証がないと思う場合、更にSSRIは処方したくない。

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