現在、インフルエンザは大流行しているが、今のところ、死亡者が続出するような強力なインフルエンザではなさそうである。スペイン風邪(インフルエンザ)はあまりにも強力で死亡率も高かったため、そのために戦争が終わったほどだ。
今年のインフルエンザは予防接種がさほど有効ではないようで、少なくとも自分の病院の罹患者は職員も含め全員、インフルエンザの予防接種を受けていた。逆に言えば、予防接種を受けなかった人は1名も罹患していない。単に偶然であろうが。
それでも予防接種のため、いくらか病状が軽くなった可能性はある。少なくとも今年のインフルエンザは強力な感染力を持つとは言える。こんなに感染者が出たのは久しぶりだからである。
インフルエンザの予防接種は任意だが、病院でその価格が決められる。したがって高い病院と比較的安い病院がある。それでも医師会で目安の価格が決められるらしく、概ね同じになりやすい。
不思議に思えるのは、生活保護の学童期でない人(ほぼ成人)は無料なのに、学童期の子供は有料なことである。
この理由は他もそうだが普及率がものをいうのである。昔は生活保護の人は、エアコンは許されなかったはずである。今はエアコンをつけることは問題ない。
現在社会の学童期の人はさほど予防接種を受けていないらしい。おそらくそれが有料の根拠なのだろう。