この度の関西の台風および北海道の地震により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。また、この地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
近年、日本は災害が頻発するようになった。また、台風の通るコースも以前より少し変わってきたように感じる。僕が子供の頃、教科書などに「伊勢湾台風」なる記載があり、昔は何故そんなところに台風が来たんだろうと不思議に思った。その理由は、僕が子供の頃はそんなコースはほとんどなかったからである。近畿、中部地方を通過する頃は既に台風は弱っていることが多かった。近年の台風はこの伊勢湾台風のコースをとることが稀ではなくなった。これは何らかの太陽や地球の変化から起こっているのではないかと思った。
この伊勢湾台風は最低気圧895hPaといわれ相当に強かったことがわかる。台風は感覚的には940hPa前後は相当に大きい。920hPaになると空前絶後レベルである。今回の関西地方を襲った台風は950hPa位だが、割と小さく、また速度が大きかっため、気圧の低さだけでは決められないものだった。普通、速度が大きい台風は被害が大きい。特に台風の東側では風の強さに台風の速度が乗るからである。また、サイズが小さくなると急激に中央に向かい気圧が低くなるのでその変化率の大きさのために風が強くなる。
今回、高潮被害から関西空港が閉鎖される事態になった。僕は海外でそのような事態になったことがあり(それも3回も)、そのような時のストレスはよくわかるよ。翌日、朝のテレビで関西の台風被害の報道をやっていると思ったら、なんと北海道地震だった。激甚災害レベルの天災がなんと2つ続いて起こったのである。
天災の時、停電が起きてもなぜか古典的黒電話は通じる。しかし留守電や親子電話などの機能付きの電話は通じなくなる。ある時、台風で1週間くらい停電したことがあったが、黒電話を押し入れから出してきて繋いだら電話ができるようになった。また、その後、携帯の時代になったが、災害時停電していても携帯電話は通じるのである。今回、携帯の充電を市役所などで充電サービスを行っていたが、かなり行列ができていて被災者は大変なストレスだったと思う。携帯電話は充電する限り停電がないのは相当なメリットだと思われる。その理由はバッテリーが持つ限り情報が得られるからである。
近年の被災者の多かった地震
東日本大震災
2011年(平成23年)3月11日14時46分
熊本地震
2016年(平成28年)4月14日21時26分および4月16日1時25分
北海道地震(平成30年北海道胆振(いぶり)東部地震)
2018年09月6日午前3時8分
上のように大きな地震は季節の変わり目または日中の温度が変化する時間帯が多い。また東日本大震災を除き夜に起こっている。上に挙げていないが、関西淡路大震災も同様である(1995年1月17日5時46分)。東日本大震災のみ正午に近い昼間に起こっているが、これは深海が震源地なので少し違うんだろうと思う。
大きな災害は、長期にわたり人々の精神面にマイナスの影響を及ぼすことが多い。