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Channel: kyupinの日記 気が向けば更新
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整形外科に行ってみたこと

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左手の親指が急に曲げにくくなり、次第にばね指の状態になった。今、あらゆることに不便である。特に夜中起きて、うっかり何かをつかんでしまう際に相当に痛い。

 

また、起きた直後は全指の浮腫みがあり、ぎゅっと握れないし、ばね指もあるのでかなりの違和感である。またそれは正午くらいには軽くなる。あまり指を動かさない方が良いと思い安静にしていたところ、全く動かなくなった。遂に整形外科に行くことにした。

 

腱鞘炎の延長上のばね指ならそこまで心配しないが、なんせリウマチ家系である。自分の父方の叔母、従妹は大変な美人揃いでしかもどの従妹も全然似ていない。姉妹ですら似ていないのである。従妹は概ね、自分より10歳以上年上で、小学校低学年の時に、18歳くらいのお姉さんたちであった。1名はミス博多だったらしいが、その人ではない従妹の方が遙かに美しいと思った。(子供心に。彼女の結婚式の写真を見た時、女優さんではないかと思ったほど)

 

ただし、彼女らは誰一人として幸せになっていない。人生はうまくいかないものである。父親の姉妹つまり自分からは叔母になるが、数名リウマチに罹患している。また母親の妹もリウマチなので相当にハイリスク家系である。リウマチは男女差がある疾患で、男性は女性の20%くらいしか罹患しない。しかしリウマチにならないわけではないので、ドキドキしながら良く知っているリエゾンの病院を受診した。知っている病院だと緊張感もそこまでないし、最初から遠慮なく質問できるのが良い。

 

精神科病院とリエゾン病院の関係だが、日頃、病棟内で困っている状況で解決策をアドバイスしていて、結果も出ているので大変に好意的である。特に自分の患者さんに限らず、他の精神科医の患者さんの内科、外科的疾患のコンサルトもしやすくなっているのが良い。結果的にリエゾンをしていることが、自分の病院の患者さんの利益になっているのである。

 

そのリエゾン先の病院には数名の整形外科医が在籍しており、誰一人知らない人がいないが、これがかえって指名できないのがよろしくない(なんとなく失礼に思うので)。今回の場合、検査所見でだいたい結果が出るのでそのまま突撃受診した。

 

その結果だが、ざっぱーんであった。

なんと、ぶっつけ本番で受診したら、ある大学病院の若手のアルバイト医師だったのである。これは当初の予想と異なり、「知っている病院だと緊張感もそこまでないし最初から遠慮なく質問できるのが良い」どころではない。ざっくばらんに話せないではないか。しかも結果の出る日にはその医師は来ないと言う。次は他の同じ大学病院の若手医師だそうである。

 

ここで思ったこと。

僕はたった4年目で大きな中核病院で外来を担当し、外勤日以外、土曜日も含め毎日、約3040名の再診と11.5人の新患を診ていた。今、自分がそうであるように、さぞかし当時の新患の患者さんやその家族は心細かっただろう。

 

初日の医師は、おそらく57年目くらいの若手医師で、おそらく30歳をちょっと過ぎたくらいの年齢と思われた。当時の自分は研修制度が今とは異なっており正味4年目だった。今の若手医師は卒後研修があるため、真の整形外科医の年数は見かけより短い。そもそも、医師は浪人や留年もあるので、見かけ上の経験年数はそこまでアテにならない。そんな風に思いめぐらせながら受診したのであった。また○○大学病院とあってもその大学の卒業生かどうかはわからないのである。

 

一般的に精神科医の場合、どこの病院が良い悪いではなく、誰にかかるかが重要である。つまり病院より個人である。

 

初回は説明を受けて検査をするだけだが、その先生がいかなる感触を持たれたかを聴いておいた。(リウマチの確率的なもの)「たぶんリウマチではないでしょう」とのこと。

 

2回目は初回と違う若手医師だったが。初回も2回目も全くと言ってよいほど悪くなかった。敢えて言えば、2回目の先生がよりフレンドリーだったと思う。

 

結果

リウマチはマイナスであった(抗核抗体も検査している)。

 

ただし左手親指のばね指や動かせない状態は変わりない。無理に動かせば痛いだけである。

 


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