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Channel: kyupinの日記 気が向けば更新
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ジェネリック医薬品が更に品薄になっていること

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上は関西テレビのニュース動画。

2021年9月にジェネリック医薬品が不足している話を紹介している。以下のリンク参照。

 

 

その後、更に状況が悪化し、読者さんにも処方薬のメーカーや剤型が変わった人もいると思う。当初、ジェネリックが不足していたが、最近は先発品も不足してきている。

 

例えば、デプロメール、ルボックス、フルボキサミン。先発品はデプロメール、ルボックスで、これくらい古い薬だとフルボキサミンを服薬している人が多かったと思う。フルボキサミンは国内でかなり処方されていたらしく、ジェネリックが不足すると次第に先発品もひっ迫し始めた。

 

その理由は、先発品メーカーは古い先発品の製造ラインを縮小しているので、急に増産などできないからである。(理由は売れないため)

 

最近あったことを挙げると、テトラミド30㎎錠を処方していたところ、院外薬局から、「30㎎錠がないので10㎎錠3錠にしてほしい」と言われたなど。これは受ける方も相当に面倒である。

 

例えばトピナとトピラマートでは、「25㎎錠はトピラマートがあるが、50㎎錠はトピナに変更して良いですか?」などもある。

 

僕の患者さんには、「是非ジェネリックにしてほしい」人はほとんどいないのでトラブルまではないが、先発品に変更されると窓口の支払いが増えるはずである。

 

メイラックスのジェネリックのロフラゼプ酸エチルも不足しており、今はメイラックスを処方している。またゾテピンも不足しておりロドピンを処方せざるを得ない。チミペロンも今はトロペロンに切り替えている。

 

処方箋の書き換えにうんざりである。

 

こうなった理由は上のニュース動画にも出てくるが、小林化工の不祥事が他のジェネリック医薬品メーカーに波及したことが大きい。

 

これは小林化工がレシピ通り薬を作っていなかったためだが、他のジェネリック医薬品メーカーもどのような状況なのか精査すると、きちんと決められたルール通り製造されていない薬が多々判明したのである。このような薬を出荷できるわけがない。このような経緯で、ジェネリック医薬品の在庫がないと言う事態に至った。

 

レシピ通り作られていないと言うことは、新規に供給するために製造ラインそのものを刷新しなくてはならず、すぐには供給体制が整わない。従ってこの影響は数年に及ぶと思われる。

 

上のニュース動画では原薬の不足などにも触れられている。新型コロナパンデミックも影響があるのである。

 

さまざまな悪いことが重なり、ジェネリック医薬品不足になっているのであった。


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