新型コロナ感染症も2023年5月8日から5類に移行する。この結果、日本もやがてマスク着用者が減少していくと思われる。現況、日本では海外に比べかなりマスク着用者が多い印象である。
多くの人がマスク着用している環境はメンタルヘルスにかなり影響する。上の記事はその視点とは異なり、「マスク」着用が感覚過敏の人にはかなりストレスになると言ったものである。
新型コロナが流行し始めて3年以上経つが、以前より働きやすくなったという人が時々いる。しかも精神症状がかなり改善し、入院や酷いパニックで救急搬送されることが皆無になった。そのような人はマスク環境が永遠に続いてほしいと言っているほどである。
これは多分、「周囲の人の表情がよく見えないこと」で、ストレスが減少するためと思われる。
本人もマスクをしている方が楽だし、周囲の人もなるだけマスクをしてほしいといった感じである。そもそもそのような人はコロナ前からいつも職場でマスクをしていたという。マスクの環境だと、自分がマスクをしていることが周囲から浮かないことも大きなメリットになっている。
今後、次第にマスク着用者が減少し、ほとんどの人がマスクをしなくなるかは、国内の感染状況にも関係すると思われる。
もしほとんどの人がマスクをしなくなっても、その患者さんは以前ほどは悪くならないような気がしている。この3年間の安定が大きいのである。この長期に安定していたことが、おそらく精神疾患の規模を小さくしているのであろう。
全てではないが、精神疾患はそんな風になっていると思う。