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Ibrahim Maalouf

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今日はIbrahim Maaloufと言う天才トランペット奏者を紹介したい。この綴りは見慣れないが、日本語ではイブラヒム・マーロフと書かれていることが多い。

 

Ibrahim Maaloufはレバノンで出生。子供の頃フランスに移住しフランスとレバノンの2重国籍を持つ。父ナシム・マーロフはトランペット奏者、母ナダ・マーロフはピアニストと言う恵まれた音楽環境であった。まだ小さい頃から、多くの賞を受賞している。

 

彼のトランペットはピストンが3つではなく4つあり極めて特殊なものである(演奏を仔細に観ているとすぐに気付く)。父が発明した他にはない唯一無二のトランペットである。そのためなのかは詳しくはないが、4分音が出せると言う。ピアノで言えば黒と白の鍵盤の間の音である。

 

西洋音楽で4分音が出せる楽器はあまりない。ピアノはもちろん出せない。弦楽器に稀にあると言ったところである。日本の楽器では4分音が出せる楽器はあると言う。

 

彼の音楽のジャンルはジャズであるが、クラッシック、ロックに加えヒップホップも取り入れており、万人に受け入れられる音楽性だと思う。

 

彼の作曲能力は天才的と言って良く、どれとは言わず優れた楽曲が多い。彼の楽曲には傷ついた人の心をゆさぶるエネルギーがある。

 

上はイスタンブールのライブからだが、Beirutと言う楽曲から始まるように設定している。Beirutとはレバノンの首都、ベイルートのことである。

 

 

上の楽曲は、フランスのライブの最初の楽曲、True Sorry。このような凄いミュージシャンが存在していることに驚く。

 

彼のCDはアマゾンでもやや手に入りにくい。新品は特にそうである。中古でどうにか手に入るくらいである。LPレコードなどを希望すると一層手に入れるのは難しい。

 

0:52 True Sorry

6:37 Nomade Slang 

19:02 Les Conseils d'une Chenille ft. Oxmo Puccino 

29:01 Essentielles 

36:52 Anywhere On This Road ft. Yale Naim and David Donatien 

43:19 Red And Black Light 

51:59 Will Soon Be A Woman 

55:17 Goodnight Kiss ft. Laura Perrudin 

1:05:32 The Song Of Wandering Angus ft. Laura Perrudin 

1:10:54 Qabu

 

 

上の楽曲はEssentielles。これも聴きやすい楽曲。

 

聴いていて、彼の楽曲は映画音楽に良く使われているのでは?と思う人もいるかもしれない。実際、Baïkalは映画音楽として使われている。(映画のために彼が制作したかは詳しくない)

 

 

Ibrahim Maaloufはまだ42歳である。彼はトランペットは父親に子供の頃から強制されたものだったので嫌でたまらなかったと言う。父親が厳格だったこともある。そのため40歳代の終わりくらいになったら引退しようかと思っていたらしい。

 

しかし、新型コロナパンデミックにより、コンサートどころではなくなり、アルバムも思うように制作できなくなった。それらの経験から、ずっと続けようと気持ちが変わったと言う。

 


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