いつか「6重人格」というタイトルで記事を書きたいと思うのだが、悲惨な内容が出てくることや、長くなるので数回に分けねばならないこともあり、きつ過ぎて書く気にならない。
つまり、書くこと自体が苦痛。
苦労して書いたとしてもボツ原稿になりかねないため、結局、書かないかもしれない。
その内容は、いかなる症状にどのような薬を使ったかとか、1つの人格にまとまるまでの主に臨床経過になると思うが、本題と全く関係ない部分で、非常に興味深いことを彼女が話していたため、その内容を今回トピックとしてアップすることにした。
本当かどうかは知らないが、似たような症状を持つ女性患者から、同じようなことを聴いたことがあるので、あるいは本当かもしれない。信頼性はその程度である。だから、オカルトのテーマに入れている。
彼女によると、自殺した場合、一般に言う「成仏」ができないらしい。その理由は、49日に扉が開かないから。
法事の49日の意味が元々そうなのかは僕は詳しくない。とにかく、あの世界が天国か地獄なのかは知らないが、その世界に移動できないと言う。
つまり現世界に留まるしかないらしい。
その場合、縊首自殺した人は、そのままの状態だし、焼身自殺の人は、そのまま焼かれつつ続けるだけなので、酷い苦しみが続くと言う。例えば飛び降り自殺をして、顔が割れて半分離れてしまった場合、半分の顔そのままなんだという。
(彼女は、だから自分は自殺はしないという話だった)。
この話を聞いたとき、漫画の「漂流教室」の中で顔の半分だけ未来に行ってしまった男のことを思い出した。その男は、現在の世界で、顔が半分なく脳が丸見えなのに死なないのである。おまけに半分だけ目が未来に行っているので、荒涼とした光景が見える。
自殺以外のいかなる人が「成仏」できないか聞いてみたら、彼女は知らないと言う。
成仏できない人はどのようにしているか聞くと、そこら辺をうろうろしてるという。ごく稀にそれが見える人がいるが、ほとんどの人が見えないので、問題にならないらしい。
その成仏できない死んだ人だが、健康?な人に憑いたりすることはあるが、それが見える人も稀だと言う。
僕は、憑かれた人はどうなるのか問うた。彼女の話では、その人には良くないことが起こると言う。
僕はある非常に力量がある、整体の先生と話していた時、彼が「人に憑いている霊が見える」などと話していたので、「この人はもう長くないのでは?」と直感した。その理由は、それまではそうではなかったのに、突然、見えるようになったからである。
僕は彼に自分の健康状態を快復させて貰った恩があり、生活をもう少し改善するようにアドバイスしたが、受け入れられなかった。「生活」とは厳しい修行のことである。
その半年後くらいに、彼はまだ若いのに急死してしまった。若いとは言え、当時の自分よりはかなり上の年齢だったが・・
彼女によると、彷徨う霊をあの世に送ることができる人(霊能者のような人)もいないわけではないが滅多にいない。また、その霊の家族が彷徨っているのを気付かないので、そのニーズもほとんどない。
結局、その霊を安楽な地に送るのは難しいんだという。
自殺したから、全ての苦悩から開放されるのは間違いで、死んだ後も苦悩が続くというのである。
しかも、「死んだはずの霊」もあの世に行けないこともあり、自分が死んだことに気付かないこともあるという。(この辺りはやや難しい)。
だから、同じ場所で再び同じ方法で死のうとする。(←ここは強迫的だと思う)
結局、自ら死ぬことはなんら解決にならないと言う話になった。よくもまあ、こんなことがわかるものだと思った。
このタイプの器質性病態、例えば解離状態やバセドー病などのホルモン異常は、千里眼や霊感と関係が深いと思う。彼女も甲状腺ではないが、ホルモン異常が見られた時期があるからである。
参考
聖書(後半)
ハメルンチャルメラ
惑星ソラリス
甲状腺と霊感
真夏の怖い話
Why Not Smile (R.E.M.)
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6重人格、予告編
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