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医師が病院に受診すること

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時々、歯科医は自分を治療できないが、どこに受診しているだろうか?と思う。患者さんの評判の良い歯科医が行く歯科医院は、その歯科医が信頼しているのは確かなので、良い歯科医なのはほぼ間違いない。その一覧というか名簿が欲しいものだ。

 

整形外科などは患者さんの実数が相当に多いので、評判の良い整形外科医院に受診することも大変である。予約制にしていない医院だと、朝行って順番を取り、午後3時過ぎから診察になったりする。(実話)


昨年、医師でもどこの病院にかかれば良いのかわからないという話をアップしている。

 

 

単科精神科病院は従業員が多いので、彼らから評判を聞き受診することもできるが、確実ではない。単にその医師に惚れ込んでいるだけのこともあるからである。しかし複数人が良いという病院、クリニックは良いことが多い。口コミがアテにならないのは、上の記事に記載した通りである。また、はさみ先生(医療業界の闇を暴く精神科医)もこのようなツィートをしている。

 

 

内科、皮膚科は大学時代の友人たちから評価されている同級生にかかっているので、技量的には信頼している。また精神的にもストレスなく受診できる。専門性の違いから内科は複数の同級生にかかっている。

 

この時、思ったのは、学生時代の成績はあまり関係がないこと。これは意外に重大だと思う。医師はなんだかんだ言って、卒業後のパフォーマンスが重要ということなのだろう。

 

皮膚科の友人だと、「○○があるから、夕方4時頃来てよ」くらいに言われるので、受付を済ますと、即10分以内に診察してくれる。ぶっちゃけた話ができるのもよろしい。

 

友人に受診できるという価値はかなり大きく、将来、国内移住の決断に大いに影響する。逆にこれがあるから移住は難しいと思うほどだ。また、若い人は健康な人が多いのであまり思いつかないことだと思う。

 

近年、退職後に田舎に移住する人たちがいるが、きっと健康面に不安がない人々なんだろう。それくらい都会と田舎では医療の選択肢の差がある。

 

一方、友人ではなく、学生時代に学んだ医師に受診することもある。自分の年齢も今はそう若くはないのでたいてい70歳は確実に超えている。これは、いわば学校の先生と学生の関係に近いので、かなりアレな言動も時々ある。例えば、

 

それは授業で話した。

 

とか、

 

授業ちゃんと聴いていた?

 

などである。眼科医からそんなこと言われても覚えてないって。僕は精神科医になって30年は楽に超えているので、つまりそれ以上前の話である。彼は学生に同じことを言い続けていたかもしれないが、こちらは1回しか聴いていないし。

 

これは、おそらく僕には言いやすいのではないかと。40歳くらいまで雀荘などで学生と思われていたくらいなので、僕が学生のような感覚で言っているに違いない。もし見かけが凄く老いていたとしたら、そんなことは相当に言いにくいはずだ。

 

また、学生時代に教えてもらった先生だと、窓口の医療費をタダにしてくれることもある。これは恐縮することである。

 

1名だけ、毎回、受診時にお金を取らない同級生がいる。これは少し困る。ある日、「僕は何名か友人に受診しているが、お金を一切とらないのは先生だけですよ」と言ったことがある。だいたいこれが逆だとそうはできないわけで。

 

たまに、うちの職員などで、僕が信頼している友人医師を低く評価していることに気付く。なぜなのか聴くと、「○○の薬で副作用が出た」くらいのことが多い。薬の副作用が出るのは、その医師の責任ではない。そもそも大抵の薬は副作用が出ることは予見しにくいし、副作用全てをあらかじめ説明もできない。

 

薬の副作用で低評価なら、精神科医の評価はボロボロですね、といったところである。

 

 


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