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Channel: kyupinの日記 気が向けば更新
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ジプレキサ+セロクエルの併用処方について

今回はジプレキサ(オランザピン)とセロクエル(クエチアピン)の併用処方の話。 ジプレキサ、セロクエル、シクレスト、クロザリルの4剤はMARTAとも呼ばれ様々なレセプターに関与する非定型抗精神病薬である。これらの日本での処方箋数の多さは、順にセロクエル>ジプレキサ>シクレスト>クロザリルくらいだと思う。この順位ではジェネリックの処方箋数は先発品に含めている。...

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ジプレキサ+セロクエルのリエゾン的な少量併用処方

今回は前回エントリの続きである。 リエゾンでは病院の規模にもよるが、高齢者の患者さんに向精神薬投与することが多い。また、内因性疾患ではない人たちに処方する機会が多くなる。その時の精神症状を対症療法的に改善させるため適応外処方も増える。例えば、デパケン(バルプロ酸Na)、ジプレキサ(オランザピン)、セロクエル(クエチアピン)、レキサルティはそうである。...

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交通事故後の体調不良と精神科治療の話

今回はある高齢の女性患者さんの交通事故後に生じた体調不良の治療の話。治療終了までの経過である。 子供はあまりないらしいが、ある年齢を過ぎると軽い追突程度でも長期に体調不良が続くことがある。画像診断が改善し、かなり時間が経っていると詐病を疑われることもある。過去ログで以下の記事をアップしているので参考にしてほしい。...

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黒猫

 最近、突然現れた黒い仔猫。素早い動きなので、撮影が大変。  親猫が一緒に写っていないので大きさがあまりわからないと思う。  ピンボケだが、アップの写真。 このような仔猫は誰かが家に持って帰り、飼い猫になることもあるようである。最近、1週間ぐらい見なくなっている。

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コロナが流行し始めて時間の進行が遅く感じられる話

コロナウィルスの流行が身近に感じられ始めたのは今年の2月頃からである。(2020年2月)。 2月半ばに僕は結婚式に出席しスピーチをしたが、この頃までは結婚式が急遽中止になることはなかったし、全国から出席者も集まっていた。ただ、新婚旅行は取りやめるカップルも出始めていた。日本国内はともかく、海外旅行に行くのはリスクがあると思われていたからである。...

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マスク着用で診療する際に困ること

現在、医療従事者はほぼ全員がマスク着用している。外来患者さんも同様である。マスクなしでは入れない病院がほとんど全てである。 しかし病棟では患者さんたちはマスクをしないで療養している。これは精神科では病状によればマスク着用が難しいこともありそうである。リエゾンでも内科や外科の入院患者さんはマスクを付けていないので精神科に限らないのかもしれない。...

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2020年12月1日トリンテリックス投与期間制限解除

 2019年末に発売されたトリンテリックスは、2020年12月1日から投与期間制限が解除される。したがって現在14日間処方が上限だが、12月1日から1か月処方も可能になる。なお、トリンテリックスは抗うつ剤なので3か月処方もできないわけではないが、新薬であることや大量服薬のリスクもあるので1か月処方までに留める病院やクリニックが多い。...

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ノラネコは少しでも高いところに座りたがる

 散歩の度にネコを観察していると、いろいろな特性に気付く。例えば、少しでも高いところに座りたがるなど。  これも微妙に高いのでここに寝ているような気がした。 他、おしっこをした後に急に走り出すなど動きが素早くなること。特に仔猫や若いネコはそう。 おそらく気持ち良いんだと思う。  ほか、自分の気に入った場所に案内することもする。水が飲みたいときに水飲み場とか。...

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2020年10月以降のコンサータ及びビバンセの患者登録の話

 今日の記事はコンサータまたはビバンセを処方されていない人には関係がない。しかし、これから処方されそうな人は読んでおいてほしい。コンサータは不適切な処方(不祥事)があり、処方医師及び処方を受ける患者さんは全て登録制となった。...

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インフルエンザ罹患時にベンゾジアゼピンを中止する

今年もインフルエンザ予防接種の時期になった。うちの病院では、入院患者、職員の予防接種はほぼ終わっている。 うちの病院では、インフルエンザワクチンは前年購入数以下しか購入できないので、外来患者さんまではカバーできない。入院患者、職員、デイケア参加者、グループホーム入所中の人たちくらいである。...

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AI顔認識温度検知サーモマネージャー

最近、病院の出入り口に顔を当てると自動で体温を測ってくれるサーモマネージャーが設置されていることが多くなった。この機械は小さなタブレットに鏡を見るように顔を当てると、自分が映し出され、数秒で体温を測ってくれる。...

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精神疾患は年を取ると治りにくくなる話

一般に、骨折などの外科疾患は高齢になると治りにくくなると言われている。骨折に限らず、内科疾患も同じようなことが言えると思う。 精神科医は長い期間、患者さんを治療している。僕の患者さんでは、最長で平成7年4月から約25年間治療している人がいる。この患者さんは、今はアパートに住みA型事業所に通っている。この人はおそらくここ12年くらい再入院がないので良好な経過だと思う。彼は一度過去ログに出ている。...

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なぜネコは狭いところが好きなのか?

 ネコは狭いところに入りたがる習性がある。例えば、鍋の中に入り寝ているなど。 上も赤い三角コーン(セイフティコーン)が気になるようで、2匹の仔猫がコーンに上がったり、のぞき込んだりして中に入ろうとしていた。  こんな感じ。ネコは狩りをするので獲物に気付かれないようにしたい。同時にネコは狩られることもあるので、安全な場所に身を隠すこともあると思われる。...

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初老期幻覚妄想状態の話

かつて精神科では「初老期幻覚妄想状態」という診断名が付けられることがあった。今回は、この診断名の話。 まず初老期なる年代がいつなのかが曖昧である。僕はずっと以前は初老期とは40歳代の中盤から50歳前後くらいをイメージしていた。今は皆けっこう若いので、60歳代前半くらいを指すのではないかと思う。(自信なし) 初老期幻覚妄想状態という病態をICD10...

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映画やドラマを観てどちらが悪役かわかりますか?

今日の記事は10年前にアップした「水戸黄門」の記事も参考になる。興味のある人は最初に下の記事を読んでみてほしい。 『水戸黄門』水戸黄門の主題曲。水戸黄門は大変な長寿番組で、僕のガキの頃からテレビで放映されていた。家族と一緒によく観ていたテレビドラマである。水戸黄門(水戸光圀)は絶対な…ameblo.jp...

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相手の思考内容を察知する特殊能力

過去ログで、ずっと保護室にいるのに、ある患者が入院してきたことを察知する話が出てくる(今、過去ログを探したが見つからず)。 この患者さんは他にも特殊能力があり、主治医がここ数日で思っていたことや話したワードについて幻覚として表現する能力を持っている。 例えばある日のプライベートの場面で金魚について話をしていたとしよう。翌日、保護室に診察に行くと、...

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フラッシュバック的死にたい発作

このブログには「希死念慮」がテーマとして挙がっている(希死念慮のテーマ) 『希死念慮の謎』これは僕の臨床経験から来る「希死念慮」の1つの考え方であり、真の意味で根拠はない。僕の発想のようなものだ。ひょっとしたら妄想かもしれないが。(笑)実はこの記事…ameblo.jp...

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チャトラをポートレートモードで撮影

 上はGoogle Pixel 4aのポートレートモードで撮影した写真。夜なのに明るく鮮明に映っている。Google Pixel...

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リーマスによる唾液分泌過多の話

 今日の記事は専門的な話なのであまり面白くないと思う。 統合失調症の病状が重く長期入院している患者さんに流嚥(唾液分泌過多)が生じていることがある。なぜこれを挙げたかというと、最近のマスク使用の際にあっという間にマスクが使えなくなるほど流嚥が酷い人がいるからである。 今回はリーマス投与による流嚥についての話。 統合失調症に対するリーマスはaugmentation...

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統合失調症とネコの話

昆虫やそれに寄生する生物には、相手の脳を操作し正常な判断ができなくしてしまうものがある。よく知られているものはカマキリやコオロギに寄生するハリガネムシであろう。 【人生がつらくなったら生物に学ぶ】「ハリガネムシ」の冷酷なマインドコントロール術に痺れる【再掲】|したたかな寄生 脳と体を乗っ取る恐ろしくも美しい生き様...

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