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Channel: kyupinの日記 気が向けば更新
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プロピタンは今でもなおニッチの薬物

今日、アメブロはバグか何かで記事が書けない状態が続いていた。しばらく経ってログインすると復旧しているように見えたが画像がアップできず中断、仕方なくタイトルを替えた。 今回は非常にシンプルな内容で、旧来の抗精神病薬の中でもSDAのプロフィールを持つプロピタンは、今でもなお抗精神病薬治療の選択肢として存在感があるといったものである。...

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成人ADHD患者における併存障害(イーライリリー社のパンフレットから)

 上はイーライリリー社のADHDに関するパンフレット。これは、「さまざまな精神疾患はADHDが隠れているかもしれない」と注意喚起するもの。なお、この資料は2016年12月とあるので、まだ最近のパンフレットである。 上は表紙、1ページ目だが一番下の辺りに、成人期ADHD実臨床における診断プロセス(監修:埼玉医科大学名誉学長 山内俊雄先生/東京都立小児総合医療センター顧問...

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真夏に安心して寝ているノラネコ

 ある暑い日、歩いているとたまたま木陰で休んでいるネコを発見。たぶんノラネコだと思うが、ひょっとしたら外で飼われている飼い猫か地域猫かもしれない。 この猫は夕方の西日を避けて寝ていた。手枕をしているのと、お腹辺りのふさふさの毛が余っているのに注目。あと、足の裏が汚い。...

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精神科医が持ち歩く鍵

今日はちょっと変わった話題を。 精神科医と鍵は関係が深く、同じ医師でも他の科にないものだと思う。精神科病院には、フロアの入り口が施錠されている病棟がある。いわゆる閉鎖病棟である。ずっと以前、僕が医師になった当時、アルバイト先の精神科病院は継ぎ接ぎに改築されていたためか、鍵が1つでは済まなかった。大小合わせて5本くらいあった。病棟により鍵が異なるのである。...

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花粉カレンダー

この時期、花粉が飛び始めたためか、抗アレルギーの薬を希望する患者さんが増えた。上の花粉カレンダーにあるように、スギの花粉が増える時期なんだと思う。 皆、不思議に思うかもしれないが、自分の子供頃、いわゆる鼻アレルギーの子供はほとんどいなかった。たぶん当時の子供たちのアレルゲンへの過敏性や衛生状態なども関係しているのかもしれない。...

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犯罪の治療の依頼

今日もちょっと特殊なテーマである。 稀に、犯罪の治療を本人から依頼されることがある。今回の記事では覚醒剤関係は除外する。精神科病院に棲み分けのようなものがあり、専門性の高い病院が覚醒剤関係を診ている。...

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1年365日中、340日

かつて、1年365日中、340日くらいかそれ以上、病院に行っていた時期がある。このブログが始まる前、たぶん2000年頃の数年間だったと思う。 当直の先生もいるわけで、本来、土日まで病院に行く必要がないのだが、職員が安心するんだな。ちょっとだけでも病棟に顔を出すと。 行かない日は旅行、休暇、学会などに限られるので、行ける日はほとんど行っていたことになる。...

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生命保険会社の調査員のスタンスについて

今回もちょっと変わった内容である。最近、普段、書かない内容の記事ばかりアップしているのは、タネ切れしているわけではなく、このような記事は書く気にならないと滅多にアップしないので、書こうと思った際に間髪をいれず速攻で書いているためである。 このブログは、真のつまらない記事はあまりなく、音楽やネコの記事ですら、なにがしか役割を果たしている。...

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神経伝達物質の枯渇が精神症状に及ぼす影響

 これはイーライリリー社のサインバルタのパンフレットから。1ページ目だけアップしている。 この上の図をみると、セロトニンとノルアドレナリンがどのようにうつの精神症状に関与しているのかよくわかる。...

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リフレックスの効き方について

リフレックス7.5㎎は1日目は効かなかったが、2日目は胸のつかえがすっかり取れて、鬱陶しさが消えた。嫌な気分がなくなり、食事がとてもおいしい。夫の介護も全然、楽になった。夫に対する対応も違う。息子に何か良いことでもあったの?と聞かれた。眠さも全然ない。 これはある患者さんの初診後、2回目の診察の記事である。リフレックスという抗うつ剤がここまで素晴らしく効くかというと、いつもこうなるわけではない。...

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David Gilmour - High Hopes Live in Gdańsk

  David Gilmour によるHigh Hopesのライブ映像。これはライブ・イン・グダニスクというDVDで発売されている。過去ログではこの楽曲を収めたアルバムについて触れている。(Lost For Words(Pink Floyd) ) High Hopesは、グダニスク以外のライブDVDも発売されているが、微妙に編曲が異なり、僕はグダニスクの演奏が気に入っている。この演奏のDavid...

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自動車運転と抗うつ剤、抗てんかん薬の話

昨年11月、サインバルタの添付文書の改訂が行われ、自動車運転を一律に禁じる記載ではなくなり下線が引かれているように、十分に注意喚起することで、自動車運転もできるようになった。  この2ページでは添付文書改訂に至った根拠が記載されている。...

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ドイツのてんかんマニュアルの自動車運転の記載について

前回の記事で、以下部分、 大学を卒業した頃、ドイツのてんかんマニュアルを読んでいると、てんかん患者は服薬でうまくコントロールできていれば、プライベートで運転するのは問題ない。しかし、長距離トラック運転手やバスの運転手はできないという具体的な記載がされていた。...

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発病後、軽快退院した後の最初の春

もうすぐ春分の日だが、この時期、急激に暖かくなると精神への賦活作用があるのか、症状が荒れる人がいる。少なくとも秋よりは春の方が波乱が起こりやすい。 長期予後を考えるに、発病後、軽快退院した後の最初の春の経過はけっこう重要だと思う。 自然経過で悪化したのならやむを得ないが、何らかの人為的なものが関与して悪化したのであればとても残念だと思う。...

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年金改革法のパンフレット

 上記は、厚生労働省の年金改革法のパンフレット。平成28年12月と記載されているので、最新のもの。  年金制度は良くわからない点が多い。日本は将来的に少子化により次第に働ける人口が減っていくため、年金制度が維持できるのかという不安もある。高齢者が詐欺事件に遭いやすいのも、彼らが将来への不安を感じていることも大いに関係している。...

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エビリファイの剤型について

 上は、エビリファイのLAIを含めた剤型の全て。 このブログはエビリファイが発売された頃に始めているが、この10年余で多くの剤型が発売されている。このタイプの薬は広い適応を持つことや小児にも処方可能なので剤型は多い方が良い。LAIは当然高価だが、液剤もかなり割高な薬である。一方、エビリファイODはこれらに比べ薬価が抑えられている。...

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ノラネコらしき子猫発見

 車の下にちょこんと座っている子猫を発見。サイズ的に子猫だが、意外に年齢がいっている可能性もある。(ネコは年齢がわからない)  近くに行っても逃げないが、あまりに近づくと逃げると思うのでここまでにしておく。  もう1枚。スマホで撮影したのと、もう薄暗い時間だったので、ややピンボケ気味。良く見ると、目を開けている写真もある。

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エビリファイの自閉性障害への処方理由のことなど

エビリファイの適応について、小児の自閉性障害に使うにはあまりに副作用が大きいのでは?という話が出ているが、元々、向精神薬の副作用の出現率は相当に高いのでこの薬が特別ではない。エビリファイの副作用が多いのなら、それ以外に困る薬が相当にある。 エビリファイに限らず小児に対する向精神薬の処方方針は対症療法であること。...

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オジーオズボーンのミスタークロウリーを捧げる

  前回の、「エビリファイの自閉性障害への処方理由のことなど 」のような記事をアップすると、いつもどこから湧いてくるのか反精神医学的なコメントが次々と書き込まれ、一部、それに反論するコメントもあるが、火に油を注ぐ結果になりかねないので、皆、コメントを控えるようにする。その結果、一見、精神医学的な意見が多いように見えるかもしれない。...

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自分の患者さんはタバコが自然に減ること

自分の患者さんは、積極的に禁煙を勧めなくても、自然にタバコの本数が減ることが良くある。だいたい目安は3本(1日)。 今はタバコは高価なので1日2箱吸う人は少ない。1箱吸っていて、いつのまにか5本とか3本に落ちつく。 このような現象を診ると、精神科患者さんがタバコを吸うのは、1つの精神症状なのがよくわかる。...

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